大宮駅から徒歩7、8分のちょっと小道に入った住宅地の中にあるフレンチ。
外から見ると普通の大きめな一軒家といった風情。旗が出ていないとわからない。
11時半に予約。ちなみに予約は電話のみ。
ちょっとわかりにくい立地のため10分前くらいにお店の場所を確認したが、すでに予約客と思われる女性客がたくさん。
ほぼ時間ちょうどに入店。キャパはおそらく16~20くらいかな、すでに完全に満席。
人気の高さをうかがわせる。
この日は女性客100%。おひとりさまは見かけず、友人同士やグループでの利用が中心だった。
コースはA、Bの二種類。
Aは前菜盛り合わせ、メイン、デザート、ドリンク。
Bはそれに魚料理が入る。
メインは豚二種と子羊から選べる。魚は本日は鯛。Bを注文。
カトラリーは一組のみの設えで、一品ごとに新しいものを提供してくれる。

まずパンが出された。バターと豚のリエットが添えられている。
最初にパンが出てくるのは少し珍しい気がする。リエットの見た目はツナっぽい。
かたまりで食べたい感じだが、そういう食べ方だと重いだろうな。
パンはカリカリだが中はふんわりしていてほんのりあったかい。おかわり自由。

前菜の盛り合わせ、じゃがいもの冷製スープ、自家製ハムと三元豚&子羊のテリーヌ、きのこのキッシュとキャロットラペ。
にんじんは酸っぱさ控えめ。キッシュはだいぶやわらかめ、たまごが主張してる。ハムは塩気少なめ。
テリーヌは濃厚でものすごいおいしかった。渾身の一品。

真鯛のポワレ。
ソースはお魚の出汁で取ったもの。付け合わせは菜の花かな。
アツアツのホクホク。お魚自体極上って感じではなかったが、調理は完璧。皮がカリカリで食感が楽しい。こちらも塩気は少なめで非常に上品。

メインは子羊のロースト。
マスタード風味。見た目脂はあるけど脂っぽさは全然ない。
わたしのラムのイメージが古いのかもしれないが、もう少し血の風味があるかと思ったがそれがまったくない。
弾力はあるが硬くない。鶏とも豚とも牛とも違う独特の風味。
赤大根は少し硬めの仕上げ。さっぱり軽め、だけど深い味。
食後の飲み物はコーヒー、紅茶、カフェオレ、エスプレッソから選べる。
エスプレッソと迷ったがカフェオレを注文。

ドリンクと同じタイミングでデザート到着。
タルトとシフォンケーキといちごのアイス。
シフォンケーキはふわっふわにザク感が入っていて食感が楽しい。
アイスはいちごの存在感が強くておいしい。そしてタルトもたいへんおいしかった。
全体的に、素材を最大限に活かしたとても上品な味付け。
華やかなフレンチというより、フランスの家庭料理を思わせる、素朴でやさしい味わいだった。
駅前のにぎやかさから少し離れた場所で、ゆっくり食事を楽しめるお店だった。